
fig1: 構想
上述の位置推定と経路計画を密接に考慮した研究を行っています。
先行手法[1]によって提案された信頼性マップをもとに、位置推定の信頼性を仮想的な障害物として経路計画に反映させることで、安定走行を目指しています。
現在は、既存の信頼性マップで考慮できていなかった部分を考慮した信頼性マップの構築とともに、センサ構成やロボット機構に応じた信頼性マップと経路計画に関する研究を進めています。
本研究で用いる、複数センサの選択的統合と信頼性マップ
ロボット自身に搭載した複数センサの併用法として、先行研究[1]による複数センサの選択的統合法が提案されました。
先行研究では特性の異なる複数センサからそれぞれ異なる位置推定法を用いているため、それぞれの位置推定結果は異なると想定されることから、「同時に同様の壊滅的な誤差を含む位置情報が算出されることは稀」という前提を置きました。
その前提のもとで、各位置推定法から算出された存在確率分布の類似性判別による選択的な統合をすることで、真の位置と著しく異なるバイアス分布を検出、排除することが可能となり、ロバスト性の向上が確認されました。

fig2: 選択的統合法
また、先行研究では選択的統合法により算出された経路上にセンサ毎の排除された領域をプロットした「信頼性マップ」を構築しました。
信頼性マップにより位置推定が破綻しやすい領域を可視化することが可能になり、センサを増設することでロバスト性が向上するという仮説が立てられました。

fig3: 信頼性マップ
本研究では、信頼性マップの構築とその信頼性マップを用いた経路計画により、安定走行を目指しています。